【時計雑誌を読み返す22】自慢の1本を探せ 語れる腕時計
ひと昔前の時計雑誌を読み返すシリーズ、今回は時計Begin Vol.23。時は2001年、春でございます。語れる腕時計と題して、ブランド別に名作と呼ばれるモデルが紹介されています。果たして、現行にもラインナップされているものはあるのでしょうか。
今回もいつもの時計Beginを読み返すのですが、時は2001年、春。
2001年と言えば、東京にディズニーシー、大阪にユニバーサルスタジオが開園した年だったのですね。
これが17年も前の話だとは、驚きです。
では、気になる記事を見ていきましょう。
フランク・ミュラー 大ブレイク
確かにこの頃のフランク・ミュラーの人気は凄まじかったですね。
芸能人を中心に、街中でも、男性、女性問わず、つけておられる方が多かったように思います。
ブレイクの理由としては、時計としてのクオリティの高さ、独創的なデザインが挙げられていますが、確かに独特のデザインは、一目でそれと分かりますね。
会社自体が急速に巨大化して、この後、少し大変なことになるのですが、この頃はイケイケだったのでしょう。
語れる時計
ラインナップとしては、ロレックスからデイトナ、カルティエからサントス、オメガからスピードマスター、ゼニスからエル・プリメロ、ランゲ&ゾーネからランゲ1、パネライからはルミノール。
ゼニスに関しては、ムーブメントの話なので微妙ですが、さすがに17年の時を経ても、見事に全て現行ラインナップにもございますね。
2001年と言えば、パネライが本格的にブレークする少し前だと思うのですが、期待通りのブランドにまで成長しましたね。
スペックで語れ
この時計、かっこよかったですよね。
個人的には現行モデルよりも好きかも。
トケマーにも出品されていますねぇ、お買い得ですねぇ。
ちなみにお値段の方は、358,000円。
まさに、的中ですね。
この頃は、パティック・フィリップの10日間パワーリザーブの角形時計が発表され、また、ポルトギーゼの7日間パワーリザーブも発売されましたね。
現行モデルでも、確かにロングパワーリザーブのものが増えた印象があります。
カレンダーウォッチ大研究
記事によると、現在のような3時位置の窓で日付が表示されるシステムは、1940年代にロレックスから始まっているのだとか。
考えてみれば、ロレックスは、ねじ込み式リューズによる防水機構、オイスターケースや360度回転方式の自動巻き機構など、後の時計界では当たり前とも思える発明をいくつもしているところに、その凄さがあるのでしょうね。
ロレックス 1500番台キャリバー
注目の理由としては、ずっとスポーツロレックスの心臓部だったこと、トラブルが圧倒的に少なく長く付き合えること、デイトジャスト、エアキングで探せば、比較的廉価で手に入ることが挙げられています。
以前、とある職人さんに聞いたのですが、このキャリバーは本当にメンテナンスが楽ちんで、たとえトラブルが起きても、部品のストックも多く、交換も簡単にできるので、本当に末永く使えるのだとか。
最速(当時)入荷情報
気になる当時のモデルとしては、生産終了が決まって間もないデイトナ16520。
'98年製の極上品で868,000円。いい時代ですねぇ。
他に、'66年製のエクスプローラー1016が498,000円、'72年製の手巻きデイトナ6263が1,480,000円。
'90年製パティック・フィリップ、ノーチラスがなんと595,000円ですわ。
いやぁ、隔世の感あり・・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は2001年、春に発売された時計Beginを読み返して、当時を少し振り返ってみました。
貨幣価値で言えば、それほど変わっていないと思うのですが、時計の価格はかなり変化していますね。
しかも、ほとんどのモデルの価格が上がっているという・・・。
そういう意味では、一体どこまで上がるのか分かりませんが、腕時計というのは資産価値もかなりのものがあるのかもしれませんね。
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Source: 時計怪獣
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