【実データから分析】腕時計の人気ランキング 2021年 ~TOP20ランキングでわかる時計業界の今~

ブログ担当者:須川

 

■【実データから分析】腕時計の人気ランキング 2021年 ~TOP20ランキングでわかる時計業界の今~

 

腕時計の人気ブランドを測るために、今年も2021年度版の「腕時計の人気ランキングTOP20」を発表します。

※去年の2020年度版も気になる方は、下のリンクからご覧ください

↓↓↓

【実データから分析】腕時計の人気ランキング 2020年 ~TOP20ランキングでわかるロレックス人気の凄さ~

 

この人気ランキングは、より信憑性をもたせるように、実際のデータに基づいて作成します。そのデータですが、今回も昨年と同様、「多くの人の関心を測る」指標として、店舗への「問い合わせ件数」を使います。多くの方は、関心があるから問い合わせをしてくるので、人気を測るにはうってつけな指標です。

 

また、瞬間数値ではなく“傾向”が掴みたいので、「過去11ヶ月間」というある程度長いスパンの集計をしました。それを、今回、2021年の「腕時計の人気ランキングTOP20」として紹介します。

 

 

 

 

 

 

■【2021年度版】腕時計の人気ランキングTOP20

 

では、人気ランキングを発表します。前述しましたが、ランキングは、店舗への「問い合わせ件数」の集計から作っています。つまり、「問い合わせ件数」が多いほど順位が高いランキングになっています。

 

また、「問い合わせ件数」の集計は、電話とメールでの問い合わせをブランド毎に手集計したものです。集計の期間は、2020年4月から2021年2月26までです。

 

 

 

1位:ロレックス(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:56.9%

※昨年順位:1位(49.1%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑グリーンサブマリーナー

 

 

 

2位:パテックフィリップ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:5.6%

※昨年順位:2位(7.9%)

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↑ノーチラス

 

 

 

3位:オーデマピゲ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:4.2%

※昨年順位:5位(4.6%)

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↑ロイヤルオーク

 

 

 

4位:セイコー(日本)

→全問い合わせ件数に占める割合:4.1%

※昨年順位:4位(4.8%)

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↑プロスペックス

 

 

 

5位:カルティエ(フランス※)

→全問い合わせ件数に占める割合:3.5%

※昨年順位:6位(3.7%)

※時計はスイスで製造

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↑パシャ・ドゥ・カルティエ

 

 

 

6位:オメガ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:2.6%

※昨年順位:3位(5.4%)

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↑シーマスターダイバー300M・007

 

 

 

7位:ウブロ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:2.4%

※昨年順位:7位(2.4%)

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↑スピリット・オブ・ビッグバン

 

 

 

8位:パネライ(イタリア※)

→全問い合わせ件数に占める割合:2.2%

※昨年順位:8位(1.5%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑サブマーシブル

 

 

 

9位:カシオ(日本)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.6%

※昨年順位:8位(1.5%)

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↑G-SHOCK

 

 

 

10位:ブライトリング(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.5%

※昨年順位:14位(1.0%)

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↑ナビタイマーRef.806

 

 

 

11位:タグホイヤー(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.4%

※昨年順位:10位(1.3%)

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↑ヘリテージオータヴィア

 

 

 

12位:シャネル(フランス※)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.2%

※昨年順位:12位(1.1%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑J12

 

 

 

13位:ヴァシュロンコンスタンタン(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.0%

※昨年順位:18位(0.7%)

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↑フィフティシックス

 

 

 

13:フランクミュラー(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:1.0%

※昨年順位:15位(0.9%)

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↑ヴァンガード

 

 

 

15位:ランゲ&ゾーネ(ドイツ)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.8%

※昨年順位:20位(0.6%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑1815ラトラパントパーペチュアル

 

 

15位:IWC(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.8%

※昨年順位:10位(1.3%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ポルトギーゼ

 

15位:ブルガリ(イタリア※)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.8%

※昨年順位:15位(0.9%)

※時計はスイスで製造

※モデルと価格をチェック→こちら

↑ブルガリブルガリ・アルミニウム

 

 

 

18位:シチズン(日本)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.6%

※昨年順位:15位(0.9%)

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↑カンパノラ

 

 

19位:チューダー(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.5%

※昨年順位:12位(1.1%)

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↑ブラックベイフィフティエイト

 

 

 

20位:ブレゲ(スイス)

→全問い合わせ件数に占める割合:0.4%

※昨年順位:圏外(-%)

※モデルと価格をチェック→こちら

↑マリーン5517

 

 

 

 

 

 

■TOP20ランキングの分析

 

ランキングの順位を見ると、1位のロレックス2位のパテックフィリップは、昨年と順位が同じで、変動はありませんでた。

 

昨年の順位の比較で言うと、順位を上げたブランドの筆頭は、3位に食い込んだオーデマピゲでしょう。これは、ロイヤルオークの問合せが多いことも実感としてありますので、納得です。他に、順位を上げたブランドで目立つのは、ヴァシュロンコンスタンタン、ランゲ&ゾーネ、ブレゲです。

 

そして、メジャーブランドと見なされていたブランドが苦戦した印象です。オメガは順位を下げましたし、タグホイヤー、IWC、チューダーも順位を落としました。また、ジャガールクルトは圏外になってしまいました。

 

つまり、

 

従来のメジャーブランドは現状維持か停滞

 

そして、

 

雲上系ブランドは人気が上がった

 

という状況なのです。

 

これが、2020年から2021年にかけての動向です。また、1位のロレックスは、昨年よりも7.8ポイントも数値を伸ばしました(全体に占める割合49.1→56.9%)。昨年からロレックスの一強状態だったのですが、それがさらに顕著になりました。つまり、店舗に来る問合せの過半数は、ロレックスについてなのです。それだけ、ロレックスの人気はすさまじいものがあります。個人的な意見としても、ロレックスは2020年の新作が充実していましたし、デリバリーも早かったので、多くの人の関心を集めたのでしょう。

↑2020年新作のオイスターパーペチュアル

 

さて、来年はどうなるでしょうか!

 

 

 

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Source: komehyo