【G-SHOCK】”カシオーク”を検証する ~「GA-2100」はG-SHOCKの新たなスタンダードとなるか?~

ブログ担当者:藤井

 

■【G-SHOCK】”カシオーク”を検証する ~「GA-2100」はG-SHOCKの新たなスタンダードとなるか?~

 

皆さんは”カシオーク”というワードを聞いたことはあるでしょうか?

 

G-SHOCKファンの方なら”カシオーク”と聞けばピンと来るかと思います。“カシオーク”とは一昨年発売となったG-SHOCKのニューモデルGA-2100シリーズの愛称です。(※正式名称ではありません)

GA-2100-1AJF

 

GA-2100は比較的安価なレギュラーモデルですが、登場から瞬く間に入手困難になるほどの人気モデルとなりました。しかし、私はひとつ疑問に思うことがありました。それは”GA-2100は何故ここまでの人気モデルになれたのか?”ということです。発売から時を待たずしてここまでの存在になったのには、GA-2100にしかない魅力など何か理由があるはずです。

 

そこで今回はGA-2100通称”カシオーク”の人気について考察し、今後G-SHOCKを牽引していく新たなスタンダードになり得るのか、検証していきたいと思います。

 

 

 

 

 

GA-2100とは?(モデルの特徴、性能)

 

まずは、「カシオーク」ことGA-2100について、説明をしていきます。

 

GA-2100は2019年8月に発売となりました。メーカー価格は税込14850円で、200m防水を備えています。下で、ポイント別の解説をします。

 

 

 

①ベゼル

GA-2100の特徴はなんといっても、この一際目を惹く大きな八角形ベゼルです。

 

GA-2100は、従来のG-SHOCKと比べると薄型に設計されています。通常″薄型″というのは使用においては多くのメリットがあります。しかし、デザインという面で見ると文字盤の奥行きが狭くなったり、インデックスの立体感が損なわれ、見た目としては間延びした印象を持たれやすくなります。しかし、GA-2100はこの八角形ベゼルを前面に押し出し、文字盤と距離をとることで立体感を演出しています。

 

また、ベゼルのこの形状は初代G-SHOCK”DW-5000C”のコンセプトを引き継いでおり、オーデマピゲのロイヤルオークを彷彿とさせることから”カシオーク”と呼ばれるようになりました。

 

 

↑ロイヤルオーク(型式14790ST)

 

こちらがオーデマピゲの”ロイヤルオーク”です。なんとなく、カシオークと近いデザインですよね。

 

“ロイヤルオーク”のこの特徴的なベゼル形状は、時計デザイナージェラルド・ジェンタ氏によってデザインされており、イギリス王立艦船の船窓がモチーフになっているといわれています。GA-2100には”ビス”がありませんが、枠の太さや全体的なバランスなど確かに似ています。

ジェラルド・ジェンタ氏については詳しくは下リンクで説明しています。

↓↓↓
こちら

 

 

 

②ケース

カーボンコアガード

 

右の写真は全体を覆うラバーを外し、内部のケースを露出させた状態です。内部骨格を担うケースは、カーボンファイバーを配合した強化樹脂を使用した「カーボンコアガード構造」が採用されており、従来のモデルよりも強度が飛躍的に向上しています。カーボンは温度変化や、衝撃に強く、腕時計に採用することで多くのメリットがあります。

 

カーボンを用いることによるメリットについて詳しくは下リンクで説明しています。

↓↓↓

こちら

 

 

 

③文字盤

文字盤はアナログとデジタルのハイブリット表示で、5時位置に配置されたLCD画面には時刻モードでは「日付&秒」と「時間&秒」の2パターンの表示が可能となっています。

 

また、暗闇での視認性を向上させるためのLEDライトもアナログ表示、デジタル表示それぞれに備わっています。

 

 

 

④機能

 

もちろん腕時計としての機能も申し分なく、

 

・ワールドタイム

・ストップウォッチ

・タイマー

・5アラーム

・フルオートカレンダー

 

と必要十分な機能が搭載されています。

 

このようにGA-2100は機能、性能ともに非常にすぐれていることがわかります。手にされた方は実感されているかと思いますが、GA-2100は価格以上の満足感、所有欲を満たしてくれるモデルなのです。この「コストパフォーマンスの高さ」こそがGA-2100の人気の秘密、だと私は考えます。

 

 

 

 

 

■これからGA-2100はどうなっていくか?

 

ここからは私の願望を含めた勝手な推測になりますが、GA-2100の今後について考えてみたいと思います。

GMW-B5000D-1JF

 

GA-2100は、必要十分な機能を備えつつもまだ進化の余地があると考えます。DW-5000がGMW-B5000Dへと進化を遂げた様に、今後は新たな機能が追加された上位機種が登場するのではないかと予想しています。

 

以下が、現時点で備わっていない機能です。

 

・電波による誤差自動補正

・ソーラー充電

・Bluetoothによるスマートフォンとのリンク

・メタル外装

 

今後はこの機能が搭載された”メタルカシオーク”が登場するのではないかと私は考えています。飽くまでこれは、私の推測であり、かつ、希望でもあります。きっと、私以外にも、ロイヤルオークのような雰囲気に近い“メタルカシオーク”を見たい方はいらっしゃるでしょう。是非、作って欲しいものです。

 

 

 

 

 

結論

 

ここで最初に定義した「GA-2100は新たなスタンダードになり得るのか?」ということですが、私は今後の可能性や汎用性の高さなども含めて、新たなスタンダードになるポテンシャルは十分に秘めていると考えます。

 

これからもカラーバリエーションであったり、GA-2100をベースとした様々なコラボレーションモデルやリミテッドモデルが登場することが予想されます。

 

国産ブランドが世界的に注目されることは非常に名誉なことなのでこれからも時計ファンに注目され続けるモデルであった欲しいと私は思います。

 

 

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Source: komehyo