トケマーの魅力と、目指すべきところ
時計に特化した販売サイト、トケマー。一般的なオークションサイトやフリマアプリは幅広く商品ジャンルを拡充させて、販売する手法が王道でした。しかしあえて「高級時計」というニッチなジャンルに絞り、ここまでサイトを運営してきたことは称賛に値します。今日はあらためて、このトケマーの魅力を紹介していきます。
「Chrono24」を日本人向けにアレンジした、トケマー
トケマーと比較される世界的な時計専門ECサイトChrono 24僕もアプリでたまに利用しています。2003年からドイツのカールスルーエに本社を置き今やベルリン、香港、NYCまで支社を拡げさながらグローバルカンパニーの様相です。
しかしドイツのベンチャーであった同社は当初ドイツ国内、せいぜい広げて中国まで位、と想定していた可能性があります。そのため世界第4位から5位くらいの日本向けはそれほど力を入れて、営業展開していたとは言えません。
トケマーが突いたのはまさにそこ。日本人マインドを考えたサイト運営が特徴です。手数料を最低限に抑えて、なおかつ運営者が積極的に品質保持に関わる姿勢でした。
運営者が真贋保証に関与することは、フリマアプリなどでは無かった試みでした。特に時計ビギナーには大歓迎なシステムです。
クレジットカード決済できる出品者が少ない
最近だいぶ増えてきましたが、私も何度か購入しようと思った時計でカードが使えなく諦めたことがありました。キャッシュレス社会でクレジットカードが使えないのは致命的です。
ただ手数料を極限まで抑えたこと、また政府の政策でキャッシュレスがこれほどまでに推奨されるとは2016年当時、僕も全く思いつきませんでした。
出品者ももう少しキャッシュレスを高める意識を持つべきでしたね。
意外に高い買取店のコスト
皆さんは実際に買取店で時計を売却したこと、ありますか?ビックリするくらい買取価格は低い物です。
当然自分が売却した時計にある程度上乗せした価格にするのは子供でもわかります。しかし時計によっては中古売買価格の「半分以下で買い取っているの?」と思う売却価格です。
買取店運営は意外にコストがかかります。家賃や人件費もそうですが一番お金が必要なことは何か?
飲食店では食材費や仕入にあたる、時計の買取費用です。例えば50万の時計を店頭で100万円にて、売却できても利益50万円はそっくり仕入れ(買取)に使われます。
この経費の高さこそ、トケマーが突いたもう一つの業界の弱点でした。このことでも優位に立ったと言えます。
コロナが変えた世界の時計ビジネス
しかし2020年1月過ぎから始まった、Covid19のパンデミック。これはビジネスに身を置く人にとって衝撃でした。まだまだ余波は続いてますが、終息は見えません。
時計ビジネスも全てが縮小したように見えますが、Amazonなど意外に影響を受けていない企業も実は多かったのです。
先ほど紹介したChrono 24も最近は持ち直し、むしろ取引が活発化している情報もあります。またこのほど日本への本格進出もウェブ・クロノスの記事でCEOが表明していました。
まとめ
トケマーは日本国内の時計売買でこれまでに無い画期的なプラットフォームを展開して、実績をあげてきました。しかし時代の変化もあり、いくつかの点で改良すべき点が出てきているのも事実。
ただ、基本である「真贋鑑定をしっかりする」ということは素晴らしいことであり、この点だけは守り通し、これからも発展して欲しいと僕は考えます。
関連する記事
- 【ROLEX】ロレックスが欲しい 今、買いなロレックス
- クレジットカードを上手に活用する、「お得な時計購入術」とは?
- トケマーで見つけた これは買いな1本
- 腕時計に関わる 損害保険の知識
- トケマーで見つけた これは買いな1本
Source: 時計怪獣
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません